先日の記事で「桐野夏生さんのような作風の本があったら教えてください」と書いたところ、メッセージでオススメの本を教えていただきました。

早速メモアプリにコピーしました。

Aさま、Mさま、ありがとうございます!

教えていただいた作家さんの本を読んでみます😊



そういえば、先月読んだ本の中に心に突き刺さった言葉があって、何気ない会話の中の一文だけれど、思わずその部分を何度も読み返してしまいました。

それは、わたしが今までの人生で漠然と感じていたけれど、うまく言葉では表せない気持ちで、
でもその漠然としたモヤモヤが文章で的確に書かれてました。

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本を図書館に返す前にその文章をスマホで撮って残したのですが、本の中の文章を写真で残そうと思った事自体が生まれて初めてです。

そのくらい衝撃でした。


桐野夏生さんの『抱く女』の37ページ目(文庫版)。

「何かね、あたしは他人の悪意にめげるんだよ。
ああ、こいつあたしを傷付けようとしてこういうことを言ってるんだな、と感じる。
そうすると、その悪意を持たれたことにへなへなしちゃって、言えなくなる。(略)」

今までの人生で何度か、友人だった人と話してる時に感じてた、言葉にできない気持ちがこれだ、と。


過去に自分が悪意にめげてしまった事柄や、その時の言葉が頭の中に走馬灯の様に浮かんで、なかなかページを進められませんでした。


この記事を書いている今も、人の悪意ある言葉に傷付いた過去を思い出してグルグルしてます(笑)。。


桐野さんの本は、わたしにとって急所に突き刺さる言葉が所々に出てくるので油断も隙もありません。
心がボロボロになるけど読むのをやめられません。

我ながらドMなんだなと思います(笑)

抱く女 (新潮文庫) [ 桐野 夏生 ]
抱く女 (新潮文庫) [ 桐野 夏生 ]

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